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昨年は日本から四輪部門に三菱の篠塚健次郎選手、そして、二輪部門に19名のライダーが参加し、日本人参加者が20名となり国内外ともに注目を集めた大会となりました。なかでも日本人最古いう位には、WR400Fで出場した吉友選手が総合18位、M1-2クラスで優勝。海外のライダーからも広く日本人選手のライディング能力が認められました。さらに、この年、日本人ライダーは19名参加中、17名が完走するなど日本人の活躍が目立ちました。
さて、「UAEデザート・チャレンジ」の'99年度概要がこのほど発表されたので早々お知らせします。特に変わった点としては、昨年まで最終日に行なわれたスーパースペシャル・ステージに変わり、1日目に2kmのプロローグステージが行なわれることです。したがって、ラリーはこれまでの4日間から5日間となります。
また、第1レグでは砂丘を越えるコースを回避し、ウオーミングアップができるコース作りがなされるようです。というのも昨年はレース初日にいきなり砂丘が現れたために、体がまだ砂漠に慣れていないライダーにとって困難なコースだったということを考慮したためです。とは言え、他のレグでは今まで通り広大な砂丘でのライディングを体験できるコースが用意されます。第3ステージは、大会のクライマックスとも言える「ラブ・アル・カーリ」(虚空地帯)が選手を待ち構えているので、砂丘を十二分に堪能できることはいうまでもありません。
レース中の宿泊ですが、今年も砂丘の走りを存分に味わってもらうためにビバーク地を砂漠のなかに設け、そこに3泊することになります。昨年はビバーク地にはプールが用意されていたので、今年も砂漠の真ん中で水浴びが期待できそうです。なお、セキュリティ体制も今まで通り砂漠を知り尽くしたUAEの陸・空軍の全面っ協力を得て強力なバックアップで選手をサポートしてくれることになっていますので思う存分走りを楽しむことができます。詳細は以下の通りです。
●レース開催日程
1999年11月2日〜11月6日(5日間)
●スケジュール
日程 |
内容 |
SS |
10月30日〜31日 |
書類審査 |
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11月1日 |
車検 |
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11月2日 |
プロローグ |
2km |
11月3日 |
第1レグ
<アブダビ〜ビバーク> |
305km |
11月4日 |
第2レグ
<ビバーク〜ビバーク> |
440km |
11月5日 |
第3レグ
<ビバーク〜ビバーク> |
300km |
11月6日 |
第4レグ
<ビバーク〜ドバイ> |
300km |
総走行距離(リエゾンを含む) |
約1800km |
●プレエントリー開始:5月1日より
●エントリーフィーについて 今年のエントリーフィーは現時点ではまだ正式に発表されていません。昨年の料金(プレエントリー料金US1400ドル)よりも若干上がると思われますが同程度となる予定です。 |
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