●ビパークの快適さ
昨年（97年）まで、レース４日間の内３泊目からはドバイ市内のホテルに宿泊し、砂漠でのビバークは１日目と２日目の２晩のみでした。98年から砂漠の走行をより楽しむため３泊目もビバークするが決まった。ビバークはクロスカントリーラリーのワールド・カップの中でも豪華なことで定評がある。例えば、日中４０度を超える気温の中ビバークに戻ってくると、まず、しっかり冷えた飲み物が用意されている。さらに埃にまみれたウエアを脱ぎ捨てドボンと飛び込めるプールが待っているのだ。また、城壁のような壁で囲まれた特設レストランは世界のトップ選手が一堂に集まり、シェフが腕によりをかけた食事をビュッフェ・スタイルで楽しめる。ワインや水は飲み放題、冷えたビールやソフトドリンクはもちろん、前菜、メイン、デザートそしてコーヒー、紅茶とフルコースを楽しめる。おまけに隣のテーブルには篠塚さんやシュレッサーが！ フォントネイが！ という風に有名選手と気軽に交流できるのはクロスカントリーラリー競技の中でもこのUAEだけではないだろうか。